手放す勇気。サブ4より大切なものを思い出した。

緑の丘と青空。農場の法則、焦りを手放し前に進む55歳ランナーの記録。 ランニング

ここ数週間、思うように走れていない。

胸の痛みがあり、病院で検査を受けた。

幸い心臓や肺に異常は見つからなかったが、週末は胃カメラを受ける予定だ。

さらに雨の日も続き、予定していたロング走やペース走も中止になった。

サブ4を目指して練習している身としては、正直焦る。

「この一週間の遅れは大きいんじゃないか。」

「走力が落ちてしまうんじゃないか。」

そんなことばかり考えていた。


今朝も、いつものように日記を書いていた。

最近は毎朝、自分の頭の中を整理する時間にしている。

そこで、ふと気づいたことがあった。

私は最近、『7つの習慣』を読み返している。

その中にある「刃を研ぐ」という習慣。

肉体、知性、精神、社会・情緒。

この四つを整え続けることが、人生を豊かにするという考え方だ。

そこで、はっとした。

そもそもランニングは、「刃を研ぐ」の肉体のパートだった。


私は健康で充実した人生を送りたいと思い、ランニングを始めた。

だから走ることは目的ではない。

健康でいるための手段だった。

ところが最近の私は、サブ4という目標ばかりを見ていた。

走れないことに焦り、

休むことに罪悪感を覚え、

体調よりも練習メニューを優先しそうになっていた。

気づけば、

目的(健康)と手段(ランニング)が逆になっていた。

危ないところだった。


もちろん、サブ4はこれからも目指したい。

初マラソンで達成できたら最高だ。

でも、それは人生の目的ではない。

健康で長く走り続けること。

元気に毎日を過ごすこと。

家族や仲間と笑って過ごすこと。

それが私にとって本当に大切なことだ。

サブ4は、その先にある一つの通過点に過ぎない。


『第8の習慣』には「農場の法則」という考え方がある。

畑は、一日では育たない。

毎日土を耕し、種を蒔き、水をやり、時間をかけて育てる。

収穫を急ぐことはできない。

健康も同じだと思う。

断酒も。

朝4時起きも。

読書も。

英語学習も。

そしてランニングも。

どれも一日で結果が出るものではない。

未来の自分のために、毎日少しずつ種を蒔いているだけだ。

だから、雨の日があってもいい。

体調が優れない日があってもいい。

畑を休ませる日も必要なのだ。


今回、私は一つ手放すことにした。

それは、

サブ4への焦りだ。

目標は手放さない。

でも、目標への執着は手放そうと思う。

体調が悪ければ休む。

雨なら読書をする。

睡眠を優先する。

それも未来の自分への投資だ。

それも「刃を研ぐ」ということなのだと思う。


走れない日が続いて、最初は残念だった。

でも、そのおかげで忘れかけていた大切なことを思い出せた。

私は、サブ4になるために生きているわけではない。

健康で、自分らしく人生を楽しむために走っている。

だから今日は安心して休もうと思う。

休むことも、私にとってはトレーニングの一部だから。

そして、また元気に走れる日が来たら、その時間を心から楽しみたい。

55歳。

人生は、まだまだここからだ。

Naoya

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