ここ数週間、思うように走れていない。
胸の痛みがあり、病院で検査を受けた。
幸い心臓や肺に異常は見つからなかったが、週末は胃カメラを受ける予定だ。
さらに雨の日も続き、予定していたロング走やペース走も中止になった。
サブ4を目指して練習している身としては、正直焦る。
「この一週間の遅れは大きいんじゃないか。」
「走力が落ちてしまうんじゃないか。」
そんなことばかり考えていた。
今朝も、いつものように日記を書いていた。
最近は毎朝、自分の頭の中を整理する時間にしている。
そこで、ふと気づいたことがあった。
私は最近、『7つの習慣』を読み返している。
その中にある「刃を研ぐ」という習慣。
肉体、知性、精神、社会・情緒。
この四つを整え続けることが、人生を豊かにするという考え方だ。
そこで、はっとした。
そもそもランニングは、「刃を研ぐ」の肉体のパートだった。
私は健康で充実した人生を送りたいと思い、ランニングを始めた。
だから走ることは目的ではない。
健康でいるための手段だった。
ところが最近の私は、サブ4という目標ばかりを見ていた。
走れないことに焦り、
休むことに罪悪感を覚え、
体調よりも練習メニューを優先しそうになっていた。
気づけば、
目的(健康)と手段(ランニング)が逆になっていた。
危ないところだった。
もちろん、サブ4はこれからも目指したい。
初マラソンで達成できたら最高だ。
でも、それは人生の目的ではない。
健康で長く走り続けること。
元気に毎日を過ごすこと。
家族や仲間と笑って過ごすこと。
それが私にとって本当に大切なことだ。
サブ4は、その先にある一つの通過点に過ぎない。
『第8の習慣』には「農場の法則」という考え方がある。
畑は、一日では育たない。
毎日土を耕し、種を蒔き、水をやり、時間をかけて育てる。
収穫を急ぐことはできない。
健康も同じだと思う。
断酒も。
朝4時起きも。
読書も。
英語学習も。
そしてランニングも。
どれも一日で結果が出るものではない。
未来の自分のために、毎日少しずつ種を蒔いているだけだ。
だから、雨の日があってもいい。
体調が優れない日があってもいい。
畑を休ませる日も必要なのだ。
今回、私は一つ手放すことにした。
それは、
サブ4への焦りだ。
目標は手放さない。
でも、目標への執着は手放そうと思う。
体調が悪ければ休む。
雨なら読書をする。
睡眠を優先する。
それも未来の自分への投資だ。
それも「刃を研ぐ」ということなのだと思う。
走れない日が続いて、最初は残念だった。
でも、そのおかげで忘れかけていた大切なことを思い出せた。
私は、サブ4になるために生きているわけではない。
健康で、自分らしく人生を楽しむために走っている。
だから今日は安心して休もうと思う。
休むことも、私にとってはトレーニングの一部だから。
そして、また元気に走れる日が来たら、その時間を心から楽しみたい。
55歳。
人生は、まだまだここからだ。
Naoya


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