AIを使い始めて数か月。
最近、よく聞かれるようになった。
「AIって、どう使えばいいんですか?」
「プロンプトは何を書けばいいんですか?」
確かに、プロンプトは大事だ。
でも、その質問をされるたびに思うことがある。
実は、プロンプトより大事なものがある。
プロンプトは大事。でも、それは半分だけ正解だ。
プロンプトとは、AIへの指示文のことだ。
同じAIでも、
「ブログを書いて」
と頼むのと、
「55歳のランナーが、断酒60日を迎えて気づいたことを、読者が共感できるように書いて」
と頼むのでは、返ってくる文章はまったく違う。
だから、プロンプトが大切なのは間違いない。
しかし、ここで一つ問いが浮かぶ。
そのプロンプトは、どこから生まれるのだろう。
私は、その答えはAIの外側にあると思っている。
① 普遍と不変 ― 問いを持つのは人間だ
AIは毎日のように進化している。
モデルは変わる。
ツールも変わる。
プロンプトの書き方も、数年後には変わっているだろう。
でも、一つだけ変わらないものがある。
「自分は何をしたいのか」という問いだ。
私はブログを書き始めてから、この問いを何度もAIに投げかけてきた。
でも、本当はAIに聞いていたのではない。
AIとの対話を通して、自分自身に問い続けていたのだ。
優れたプロンプトは、優れた問いから生まれる。
そして、その問いを立てられるのは人間だけだ。
② 想像と創造 ― AIは創る。でも夢を見るのは人間だ。
AIは文章を書く。
画像を描く。
音楽も作る。
その「創造」の力には驚かされる。
しかし、AIは「こんな人生を送りたい」とは思わない。
「こんなブログを書きたい」
「55歳から人生を変えたい」
「読んだ人が一歩踏み出せる記事を書きたい」
そんな未来を思い描くのは、人間の役目だ。
想像があるから、創造が生まれる。
私はブログを書くたびに、そのことを実感している。
③ 進化と深化 ― AIは進化する。人間は深化する。
AIは毎月のように進化している。
以前できなかったことが、今では当たり前にできる。
一方、人間は少し違う。
年齢を重ねるごとに積み重なるのは、知識だけではない。
失敗。
後悔。
挑戦。
成功。
そして、そこから得た気づき。
それらが少しずつ自分を深くしていく。
私は55歳になって、断酒を始めた。
朝4時に起きるようになった。
ブログを書き始めた。
ランニングを続けている。
AIはその経験を持っていない。
でも、私が経験を言葉にすると、AIはそれを何倍にも広げてくれる。
だから私は思う。
AIが進化するほど、人間は深化することが大切なのだ。
④ 自立と自律 ― AIは答えをくれる。でも人生は決めてくれない。
AIは答えをくれる。
文章も書いてくれる。
アイデアも整理してくれる。
でも、
「どんな人生を送りたいか」
だけは決めてくれない。
それは人間の仕事だ。
私は断酒を始めた。
朝4時に起きることを選んだ。
ブログを書くことを決めた。
AIは、そのすべてを手伝ってくれた。
でも、始めることを決めたのは自分だった。
AIは人生を代わりに生きてはくれない。
だからこそ、私はAIを「答えを出す機械」ではなく、一緒に考える仲間だと思っている。
残りの半分とは
「プロンプトが大事」。
その考えは正しい。
でも、それは半分だけだ。
残りの半分は、
- 普遍と不変──自分自身に問いを立てること。
- 想像と創造──未来を思い描くこと。
- 進化と深化──経験を積み重ね、自分を深めること。
- 自立と自律──AIではなく、自分自身で選択すること。
プロンプトは技術だ。
でも、その技術を活かす土台になるのは、生き方なのだと思う。
おわりに
私は55歳だ。
AIネイティブでもなければ、エンジニアでもない。
それでも今、AIと一緒にブログを書き、自分の考えを整理し、新しいことに挑戦している。
そして気づいたことがある。
AIに良い問いを投げかけようとすると、結局は自分自身と向き合うことになる。
「自分は何をしたいのか。」
「どんな人生を送りたいのか。」
AIは、その答えを教えてくれるわけではない。
でも、その答えを見つける手助けはしてくれる。
最近、こんなふうに思うようになった。
AIは人生を変える。
でも、変えるのはAIではない。
変わるのは、AIとともに自分に向き合った自分だ。
だから私は、これからもプロンプトを磨く。
それ以上に、自分自身を磨いていきたい。
その方が、AIもきっと、もっと良い答えを返してくれるから。
Naoya

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