二度寝という誘惑に負けた僕は、もっと大きなことを得てしまった ~断酒54日目、自分の変化に気づいた朝~

元旦の皇居ラン。桜田門から望む初日の出と水面の光。55歳ランナーの朝。 断酒・禁酒

今朝、一度は朝4時に目が覚めた。

しかもアラームが鳴る前だ。

我ながら習慣の力はすごいと思う。

しかし、そのまま二度寝した。

前日はタイガースファンの集まりで野球観戦をしていた。

帰宅したのは23時過ぎ。

睡眠時間は4時間ほどしか取れていなかった。

「今日は仕方ないか」

そんな気持ちもあった。

今日は週末のロング走の日。

ところが目が覚めた瞬間から、頭の中では走らない理由ばかりが浮かんでくる。

今週は睡眠時間が短かった。

昨日も寝るのが遅かった。

無理をしない方がいい。

疲労を抜く日も必要だ。

どれも間違ってはいない。

でも、どこかで走らない理由を探している自分がいた。

さらに朝のルーティンも崩れた。

起きたら水で顔を洗う。

日記を書く。

それが最近の習慣になっている。

ところが今日は違った。

顔も洗わず、まずスマホを見ていた。

なんだか久しぶりの感覚だった。

そしてふと思った。

これはお酒を飲んでいた頃の休日の朝に少し似ている。

時間に追われるような感覚。

落ち着かない気持ち。

やるべきことが頭の中で渋滞している状態。

そんな朝だった。

その後、いつものように日記を書いた。

すると不思議なことが起きた。

自分が何を考え、何を言い訳にしているのかが見えてきたのである。

「ああ、自分は今、走らない理由を探しているんだな」

そう冷静に分析できた。

さらに、朝のルーティンを飛ばしたことで、自分の心が落ち着かなくなっていることにも気付いた。

ここで一つのことに気付いた。

断酒を始めて54日。

私はずっと「断酒は最高の自己投資」と日記に書いてきた。

最初は健康のことを考えていた。

もともとランニングはしていたし、健康にも気を使っていた。

それでも酒をやめると体調は良くなった。

睡眠の質も上がった。

だから私は「健康への自己投資」という意味でこの言葉を書いていた。

しかし、今日気付いた。

断酒によって得た最大のものは健康ではなかった。

精神面の変化だった。

正直に言うと、断酒を始めたからといって人生が劇的に変わったわけではない。

仕事の悩みがなくなったわけでもない。

将来への不安が消えたわけでもない。

朝4時に起きても、気分が乗らない日もある。

走りたくない日だってある。

それでも以前と違うことがある。

気分に流されそうになっている自分に気付けるようになったことだ。

そして、自分で軌道修正できるようになったことだ。

これは思っていた以上に大きい。

最近読んだ『7つの習慣』の「主体性」という言葉が、

今日改めて腑に落ちた気がした。

また、大迫傑選手はこう言っている。

「走れば目標に近づくし、走らなければ遠ざかるだけ。目標があるなら“やる気”うんぬんは無意味でしょう」

以前の私は、やる気が出るのを待っていたのかもしれない。

今は違う。

やる気があってもなくても、自分で選択する。

その感覚が少しずつ身についてきた。

断酒によって得た最大のリターンは、自分をコントロールできる感覚だったのかもしれない。

そして今日、もう一つ気付いた。

これだけ断酒のメリットを享受してしまったら、もうお酒を飲むという選択には戻れない。

体調が良くなったからだけではない。

痩せたからでもない。

自分の残りの人生の時間を、もう無駄なことに使いたくないと思えるようになったからだ。

二度寝という誘惑には負けた。

でもそのおかげで、自分の変化に気付くことができた。

だから今日は負けた気がしていない。

むしろ、もっと大きなものを得てしまった朝だった。

そして明日も、日記の最初には同じ言葉を書こうと思う。

断酒は最高の自己投資である。

Naoya

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