毎朝、二日酔いだった。
風呂に入ってアルコールを抜くか、
ジョギングで汗をかいてアルコールを抜くか。
それが僕の「朝のルーティン」だった。
おかしいと思っていなかった。
飲むのが当たり前だったから。
■ 僕の酒量
ワインは多い日で1日2本。
日本酒は4合瓶を1日1本。
ウイスキーは2日で1本。
「飲みすぎ」という感覚はなかった。
これが普通だと思っていた。
3軒はしごして、2軒しか覚えていない夜も。
飲んだ後半の記憶がすっぽり抜ける朝も。
特に金曜の夜は翌日のことも考えず、
記憶がなくなるまで飲み続けた。
それでも、飲み続けた。
まるで、アルコールに憑りつかれていたように。
■ 山崎との再会が引き金だった
今年、缶の山崎ハイボールが発売された。
一口飲んで思った。
「そうだ、ウイスキーってこんなに美味いんだったな。」
そこからシングルモルトの世界に再びはまった。
特にグレンモーレンジ。
華やかで、滑らかで、飲み飽きない。
毎晩、グラスを傾けた。
そして在宅勤務の昼下がり、
仕事中に気づいたら冷蔵庫に向かっていた。
昼間から、飲んだ。
「あ、やばいな。」
言い訳も、正当化もなかった。
ただ、そう思った。
■ AUD検査をやってみた
その夜、AUD(アルコール使用障害)の
スクリーニング検査をやってみた。
結果は40点中35点。
「やっぱりな。」
驚きはなかった。
むしろ、納得した。
このまま続けたら依存症になる。
いや、もうなりかけていたのかもしれない。
■ 最後の一杯
4月10日(金)の昼間、また飲んだ。
その瞬間、決めた。
「今週でやめる。」
言い訳なんてなかった。
ただ、もう終わりにしようと思った。
4月12日(日)の夜、最後の一杯を飲んだ。
アラン10年にした。
最後の別れを惜しむように、
1杯、もう1杯とグラスを傾け続けた。
最後と言いながら、何杯飲んだだろう。
酔いが回り、記憶が遠のき、
気づいたら朝になっていた。
それでも翌朝、2026年4月13日(月)、
断酒を始めた。
■ なぜこの話を書くのか
格好悪い話だ。
毎朝二日酔いで出社して、
昼間から飲んで、
記憶をなくして。
でも、同じような50代が
絶対にいると思う。
飲むのが当たり前になっていて、
やばいと感じながら、
止められなくなっている人が。
僕はそれを正直に書く。
綺麗事はいらない。
リアルな方がいい。
捨てたものがある。
それがお酒だった。
でも、アラン10年は本当に美味かった。
これからも、捨てて、変わって、また走る。
Naoya


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